『近代の足音 19世紀パリ十選』(日経新聞連載)

 暮れの日経新聞で『近代の足音 19世紀パリ十選』という連載があった(2017年12月14日〜28日)。朝刊のB面トップ(最終ページ文化面だ)の右肩にある500字程度の小さな連載だ。これがとてもよかった。オスマンによるパリ大改造。その新たな都市空間や建造物、生活様式などを芸術家たちが活写する。その中から10作品を選び出し、モチーフや時代背景の解説を添える。19世紀末のパリをテーマにしたコンピレーションアルバムを聴いているかのようだった。
 時代と都市計画(為政者含む)と都市空間と都市活動(産業や生活)と芸術作品が、どうしようもなく分かちがたく相互に関連していることが、息を呑むような迫力で伝わってきた。そのような関係があることは、文字面では当然だと思っていたし、したり顔でいくつかのサンプルをあげたこともあった。でも、この連載を読みながら感じたようには、わかっていなかったのではないかと、恥ずかしながらに思う。それほどまでに、その分かちがたさがズシンと心身に響いてきた。
 連載執筆は、ブリヂストン美術館学芸課長の新畑泰秀さん。ありがとうございました。ナゾのお礼状を出そうかな(などと思うほどに堪能した)。
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by citta_rivista | 2018-01-04 00:57 | つむじ風 | Comments(0)
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